乳がんとは、乳房にある乳腺に発生する悪性腫瘍です。            
今、日本女性の30人に1人が乳がんにかかるといわれています。なくなる方も年々増加し、女性の壮年層(30〜64歳)のがん死亡原因の
トップになっています。
 
乳がんの予防法はありませんが、早期に発見されると90%の方が治ります。しかし、乳がんには初期症状がないため、放置されやすいのが現状です。このため、早期発見を目的とした乳がん検診の見直しがおこなわれ、平成16年4月に、厚生労働省からこれまでの視触診のみの単独検診をやめ、40歳以上を対象に2年に1回のマンモグラフィを用いた検診を原則とする提言がなされました。
            
乳がんの罹患率が増えているにも関わらず、乳がん検診の受診率は、まだまだ低く一般的に普及されてきているとは言えません。単に死亡率を減少させるだけでなく、乳房温存によるQOLの向上の観点からも、精度の高い検診による早期発見が重要であり、その為には、マンモグラフィや超音波診断装置を使った画像診断による乳がん検診が有効であるとされています。

マンモグラフィーとは、乳房のX線撮影のことです。乳房はやわらかい組織でできている為、専用の撮影装置が必要となります。マンモグラフィでは、乳がんの初期症状の1つである石灰化や腫瘍などを発見できます。特に、早期乳がんの唯一のサインである、しこりとして触れない、ごく小さい石のような石灰化を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。

撮影にはX線を使いますが、その量はごくわずかでほとんど危険はありません。撮影は、左右の乳房を片方ずつ方向を変えて撮影します。乳房の中を見やすくするために圧迫をかけて乳房を平らにして撮影します。その方が良く見え、X線被爆も少なくなります。

マンモグラフィによる乳がん検診及び乳房検査を行なうにあたっては、安全性、信頼性ならびに制度の高い撮影を行なうよう努め、低い線量で品質の高い画像を得る事が要求されます。これらを達成するよう、マンモグラフィに要求される性能を備えた撮影機器を用いること、また機器の性能を維持するための品質管理を計画的に実行していくことが、精度の向上につながって行きます。

女性の方ひとりひとりが、がんの予防についての知識を高め検診に対する興味を持っていただくことが、受診率の向上につながり乳がんの早期発見を可能にしていくことになると思います。

 | 戻る
乳がん検診とマンモグラフィーの概要
広瀬病院ホーム 診療・検査 交通・アクセス 看護師募集 病院理念